今年の謙信公祭の上杉謙信役は中川幹太上越市長 

新潟県上越市の謙信公祭を主催する謙信公祭協賛会は2022年7月8日、今年の第97回謙信公祭(8月19〜21日)の上杉謙信役を中川幹太上越市長(47)に決定したと発表した。上越市長が謙信役を務めるのは2016年の村山秀幸市長以来、6年ぶり。

謙信公祭の謙信役を務める中川上越市長

同祭は郷土の戦国武将上杉謙信の遺徳をたたえる祭りで、同協賛会で中川市長に謙信役を要請することを決め、市長も承諾したという。

中川市長は「謙信公祭の伝統を『途切れさせず、次の世代へ繋いでいきたい』という協賛会の強い思いをくみ、謙信公の『第一義』の精神、『義の心』を守り、誠心誠意この大役を務めたい」とのコメントを発表した。

中川市長は甲冑を着て、8月21日の出陣報告、出陣行列、川中島合戦の再現に出演する予定。

新型コロナウイルスの影響で2年連続で縮小開催となっていた謙信公祭は、今年は3年ぶりに献納米合戦や出陣行列、川中島合戦の再現などの主要イベントを実施する。

謙信役は2007年から2015年までにミュージシャンのGACKT(ガクト)さんが合計7回務め、その後は地域の祭りとして市長や商工団体の代表が謙信役を務めた。2018年、2019年には公募を実施し、上越市在住で学校法人マハヤナ学園理事長の石田明義さん(当時52)、同市在住でNPO法人食の工房ネットワーク事務局長の斉京貴子さん(当時54)がそれぞれ務めた。

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