朝市のこだわり素材を使った「朝市ゼリー」新登場 栄喜堂菓子店が二・七の市で限定販売

新潟県上越市本町5の「栄喜堂菓子店」は2022年7月2日から、朝市で仕入れる旬の果物などを使用した「朝市ゼリー」を発売する。同店の浅野項一さんが「朝市文化を絶やさないよう、楽しい商品で貢献したい」と思いを込め開発したもので、同市大町3の「二・七の市」限定で販売する。

「朝市文化に貢献したい」と話す浅野さん

同店は2月から二・七の市に出店しており、浅野さんが他の出店者と交流する中で、それぞれが目利きして仕入れた商品のクオリティーに感動。朝市の素材にこだわった夏向けの商品をと企画し、4月から試行錯誤を重ねてフルーツ味とコーヒー味の2種類を完成させた。

「朝市ゼリー」のフルーツ味(右)とコーヒー味

フルーツ味に入れる果物は季節に合わせて変更する予定で、第一弾は「藤本青果店」のジューシーオレンジ、「小竹青果」のデコポン、「松島青果」のゴールドキウイの3種類を使用。かんきつ系のさっぱりとした酸味が楽しめ、グラデーションを付けたゼリーで見た目の爽やかさも演出した。また、果物の仕込みには同じく朝市に出店する「リビングセンターくらべ」のフルーツナイフを使うこだわりぶりだ。

コーヒー味には「道具屋矢澤商店」の深煎りと中煎りのコーヒー2種類を使用。独自にブレンドし、甘すぎず程よくビターな味わいに仕上げた。お好みでミルクなどを入れるのもおすすめだという。

ジッパー付きのパッケージで、袋のままスプーンで手軽に食べられるほか、袋の上から手でもんで崩したり、器に出したりと自由に味わえる。

皿に出しても崩れず味わえる

浅野さんは「子供の頃家族と訪れた楽しい朝市の思い出があり、今の子供たちにも面白い商品を通して同じように楽しんでもらいたい。朝市ならではの商品で盛り上げていければ」と話している。

価格はフルーツが時期によって250〜300円、コーヒー300円。7月中旬からは同店が冬限定で販売する水ようかんも同様のパッケージで販売する予定。