タブレット使い非接触で土産選び 上越市の「さくら百嘉店」で接客システム導入

上越妙高駅と上越観光物産センターで2店舗を構える土産店「さくら百嘉店」はこのほど、非接触型接客システムを導入した。タブレット端末を使い、いくつかある質問に対して回答を進めると、それぞれのシーンに合わせた土産品などをセレクトしてくれる。

上越地域の銘菓や地酒、県内の土産品など約400種類取り揃える同店。これまでは土産について、来店者からの問い合わせにスタッフがアドバイスを求められることも多かったが、長引くコロナ禍で対面を避ける傾向があることからか、来店者からの問い合わせが減少。「コロナ禍でも土産選びを楽しんでほしい」という思いから、店内に設置するタブレット端末を操作し、適した土産がアドバイスされるシステムをスタートさせた。

タブレット端末を使って気軽に土産選びができる

上越妙高駅店ではタブレット端末2台を設置した。「みやげ」「食べ物」「飲み物」の3項目から一つを選び、「限定商品」「女性向け」「男性向け」「土産にしたい」「自宅で楽しみたい」など、数個の質問に回答していくと店内で取り扱うおすすめの商品、166個のうち一つが提案されるという。

上越商業サービス公社企画営業部の池亀杏奈部長は「これまでは人気の商品など、お客様からの問い合わせも多かったが、コロナ禍の今は減少した。多くの方に商品を薦めることが課題となっていたが、非接触のシステムを導入し、土産選びを手軽に楽しんでもらえるようになった。自分のため、贈る相手のことを考えながら、セレクトしてくださいね」と話している。

操作の様子(画像をタップするとYouTubeの動画に移動します)

問い合わせは上越妙高駅店025−520-9758