新潟県と上越市は2020年7月30日、同市で新たに3人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。感染が確認されたのは同市在住の20〜40代の男性会社員。いずれも29日に陽性が判明した同市在住の20代男性会社員の同僚で、濃厚接触者として30日にPCR検査を受けたことから陽性と判明した。上越市内での感染は10人となり、県内では101人。
▼続報
県などの調査で、29日に感染が判明した男性の濃厚接触者が会社の同僚37人に上り、30日までに全員がPCR検査を実施。同日中に7人の結果が判明したうち、3人が陽性だった。3人のうち、20代男性には倦怠感があるものの、30代男性と40代男性はいずれも無症状だという。
県によると29日に感染が確認された男性は、25日に陽性が判明した群馬県太田市の30代男性と上越市で仕事上の接触があったという。
県は新たに感染が確認された3人の濃厚接触者や詳しい行動歴などについて調べている。
残りの濃厚接触者30人の検査結果は31日に公表される予定。
上越市が対策本部会議
市内での感染の連鎖が確認されたのは今回が初めてで、上越市は30日、対策本部会議を開き対応を確認した。村山秀幸市長は「感染経路不明者はいないので捕捉できているが、症状のない人もいた。市民の皆さんには引き続き『新しい生活様式』の徹底をお願いしたい」と話した。