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高さ60mの高層ビルと同基準の家とは? 積水ハウス上越支店に話を聞いてみた

3週間前

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高さ60mの高層ビルと同じ基準で建てられている3階建て住宅の建築工事が、新潟県上越市平成町地内で進められている。一般住宅が高層ビルと同基準とは、一体どういうことなのだろうか。

秘密はボルトに?

話を聞かせてくれたのは、今回の住宅の設計・施工を手がける上越市上源入の積水ハウス上越店。同社は耐震、耐火、耐久性などに独自ノウハウを持ち、累積建築戸数は200万戸超と業界ナンバーワンの住宅供給量を誇る。

「今回の住宅の特徴は、当社が独自開発した接合部品で高層ビル建設で使用される『ハイテンションボルト』を使っていることです。高層ビルは地震が起きると左右に大きく揺れますので、安全のためには鉄骨と鉄骨のつなぎが命。今回は3階建ての住宅ですが、このボルトを使うことで高層ビルと同じ耐震基準になっています。

このボルトを使うもう一つのポイントは、家を横にだけでなく、ビルのように上に伸ばすという建て方ができること。例えば長屋のような家が隣接、密集していたりして土地に制約があるような地域では非常に有効です」

ビルのように上に伸ばす造りも可能に
ベータ概念断面図フチ有り

「梁」で支える世界初の構造

「実はこの家、基礎から屋根まで結ぶ縦の「通し柱」でなく、横の「梁」で家を支える構造になっています。当社が開発した世界初の構造で、従来の住宅のように家の四隅に柱を設ける必要がないほか、逆に好きな場所に柱を置いたりできるので、部屋の作り方は自由自在です。高層ビルの建設でも採用されているので、この住宅はまさしくビルの造りで建てたと言えます」

「梁」で支えるため、角に柱を設けないバルコニーも可能
フルフラットバルコニー

見学会で性能体験

同社は2017年9月9日(土)、10日(日)の2日間、この住宅で採用したハイテンションボルトや自由自在に構造をアレンジできるシステムなどを現地で無料公開する。また、両日は住宅性能の体感実験も実施。同社は隣家が火事でも自宅に火が燃え移らず、汚れも雨で流れ落ちる外壁を使っており、来場者は実際に火を当てたり霧吹きの水を噴射したりしてその性能を体感できる。

外壁の耐火実験イメージ
耐火実験

公開時間は午前10時〜午後5時。10日は、クレープワゴン「サニーズ」号も来場し、来場者に作りたてのクレープをプレゼント。

問い合わせは積水ハウス上越店(上越市上源入153-20、住まいの広場内)、電話025-544-3771(火・水曜定休)。

上越店ホームページ(https://www.sekisuihouse.co.jp/liaison/15/4115810010/)。

施工現場(上越市平成町)