「雪だるま高原」7月23日営業再開 キューピットバレイキャンプ場再オープン

今年3月末に市指定管理者の運営会社が経営悪化で解散した、スキー場や温泉などからなる新潟県上越市安塚区の「ゆきだるま高原」で2020年7月23日、キャンプ場が営業再開する。7月から新たに指定管理者となった「スマイルリゾート」(本社湯沢町)が、新型コロナウイルスの影響による“キャンプ”人気の高まりを受け、日帰り温泉などに先駆けて夏休み限定で再オープンさせる。

7月23日に営業再開するキューピットバレイキャンプ場(2020年7月20日撮影)
キューピットバレイキャンプ場①

雪だるま高原は同市出資の第三セクターのJホールディングス傘下のキューピットバレイが運営してきたが、今冬の記録的な少雪で業績が悪化。同社は赤字体質から脱却できないとして経営継続を断念し、3月末で解散した。市は新たな指定管理者として、県内や長野県でスキー場を運営するスマイルリゾートを選定した。

スマイルリゾートは2022年3月31日までの現在の指定管理期間中は、宿泊やグリーンシーズンの事業は行わず、スキー場と日帰り温泉の事業に特化するとしているが、屋外で開放的なキャンプ場は、いわゆる「3密」を避けつつ安価にレジャーを楽しめることから各地で家族連れなどに好評で、夏休み期間の営業を検討していた。

「キューピットバレイキャンプ場」は、スキーゲレンデ脇にあり、高原の立地を生かした眺望のよい芝生のフリーサイト。炊事場や水洗トイレ、展望台などを備えている。料金は1区画1泊5500円(定員5人)。通常は23〜24張のテントが設置可能だが、間隔を空けるため12張に限定して予約を受け付けている。23日は予約も入っており、営業は8月下旬までの予定。

野村光照支配人は「地元で会う人会う人から、期待を込めた激励の言葉を頂いている。新型コロナで休んでいるレジャー施設もあるので、大自然の中で楽しんでいただきたい」と話している。

予約は電話(025-593-2041)かキャンプ場予約サイト「なっぷ」で受け付けている。電話対応は平日のみ。

キューピットバレイキャンプ場

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