建設地は市民要望の3か所から選定 決定は年明け以降に 上越地域医療センター病院改築

上越地域医療センター病院の改築に向けて整備手法などを検討している上越市の同病院基本構想策定委員会(畠山牧男座長)は2017年11月20日、3回目の委員会を開き、建設場所について現在地での建て替えを含む市民から要望のあった3か所で検討することを決めた。また当初11月をめどとしていた建設場所の決定時期については、来年1月以降にずれ込むことになった。

市民プラザで開かれた第3回の委員会 DSC_8635

建設場所については、高田地区の57町内会長と高田区地域協議会が現在地の南高田での改築を、和田地区振興協議会が飛田テックが所有する上越妙高駅北側の家具工場跡地への移転、金谷地区の町内会長らが山麓線沿いの上中田北部土地区画整理事業地内への移転をそれぞれ求めている。

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この日の委員会には3地区の住民ら約60人が傍聴に詰めかけ、議論の行方を見守った=写真=

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委員会では建設場所を要望のある3か所から選ぶことが決まり、八木智学市健康福祉部長は「市としてはフラットな立場。場所については十分時間をかけて議論していただきたい」と委員に求めた。

建設場所について詳しく検討するため、当初4回だった開催予定を5回に変更した。来年1月に次回の委員会を開き、3か所の候補地について建設コストや患者の利便性、まちづくりなどの観点から具体的に比較して、選定を行い、3月の委員会で基本構想を取りまとめたい考えだ。

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