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回顧2019年 上越タウンジャーナル記者トーク(2)

3週間前

今年1年を振り返る記者トークの前日からの続きです。(記事中で色の変わった文字をクリックすると、その記事が別ウインドウで開きます)

「巨星墜つ」3人の大物が死去

記者A 政財界での大きな出来事といえば、「3人の大物」の死去だった。4月に上越商工会議所会頭を7期務めた田中弘邦さんが92歳で死去。10月と11月には元衆議院議員の高鳥修さんと、白川勝彦さんの2人が相次いで死去した。

高鳥修さんのお別れの会には安倍晋三首相も出席した(2019年12月8日)
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記者B 田中さんは財界だけではなく、政界をも左右した重鎮だけに、この3人の死去は「一つの時代」の終焉を感じる。

記者C 思い出すのは1986年(昭和61年)の衆院選。新潟4区(現6区)の定員が1人減り、2人区となったのに6人が立候補した。顔ぶれは、高鳥、白川の自民前職のほか、社会党1議席を死守すべく木島喜兵衛氏の後継で立った筒井信隆氏と、「地元から代議士を」の声を受け大蔵省の経歴を持って躍り出た宮越馨氏が台風の目。さらに起死回生を図る佐藤節夫氏、共産党は須藤友三郎氏の後任田中徳光氏である。高鳥氏が57歳の円熟期を迎えていたが、あとは全員40代の働き盛り。「誰が入ってもおかしくない」と言われた全国一の激戦となった。

記者B 結果は高鳥、白川の両前職が当選した。だが、4年後の衆院選では消費税とリクルートの追い風で筒井氏が初当選をトップで飾り、今度は白川氏が押し出されて無念の涙を飲んだ。

記者A 筒井さんは2013年9月に政界を引退したが、宮越さんは来年4月の上越市議選に向けて動き出している。

来年4月の上越市議選

記者A 宮越さんは来年4月の上越市議選に出るということで12月25日に記者会見した。2年前出馬を断念した市長選の際に看板政策として掲げた「子ども年金」などを何としても実現したいという。

来年4月の市議選出馬表明の記者会見をした元上越市長の宮越さん(2019年12月25日)
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記者C 巷には2022年の市長選がねらいなのでは、という見方もある。

記者A 宮越さんは御年78歳で「限られた時間の中で政治の場に出なければ何も始まらない。あらゆる選択肢を排除しない」と言っていたのが意味深だが、巷で言われているような現市政と対決するとかそういう感じではないようだった。政治家としての最後の仕事として、国民、市民のために自身の政策を実現したいという強い思いを感じた。

記者C 来年の市議選はにぎやかになりそうだ。定数32の上越市議会は唯一の女性議員だった桜庭節子さんが今年4月の県議選に出たため、女性がいなくなったが、たくさん出るようだね。

記者B 複数のベテランが議員が引退を表明している一方で、その後継を含めて現時点で新人女性だけで6人が立候補の動きを見せている。新人女性は最年少は29歳、ほかは40代前後で市議会が大幅に若返りそうだ。

記者B 今のところ定数32に対して2、3人超過というところか。

記者C まだまだ流動的な要素も多い。今年8月、死去した瀧澤逸男市議の地盤である有田地区に候補がいない。世帯数が多く「2人当選させられる」といわれるほど大票田なのでどうなるか注目だ。また、新人が多い乱戦となると直前に手を挙げる人も出てくるかもしれない。

記者A 上越市議会は昨年から若者や女性が市議になりやすい環境を整備しようと昨年から取り組んでいるが、新人女性候補が多いのはその成果だろうか。

記者B 市議会は本年度、若者・女性を含めて議員のなり手不足対策の一つとして、議長直属の検討委を設置し1年をかけて検討した。しかし結局のところ、現状維持だった。これだけ女性が立候補するとなると上越市ではそもそも「なり手不足」という問題設定が間違っていたのかも。

記者C 国政も目が離せない。年明け早々、立憲民主党の参議院議員だった風間直樹さんが夏の参院選に出馬せず衆議院新潟6区へのくら替え表明した。

記者B 新潟6区は、自民党現職の高鳥修一さんに対して、野党共闘で国民民主党の梅谷守さんが挑む構図だったが、立民と国民の合流協議が進められる中、次期衆院選の候補者調整がどうなるのか注目だ。

第3回につづく

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