揚げラーメンでまるで鳥の巣!? テイクアウト専門店「すごもり亭」学生全品300円

新潟県上越市栄町にある創業55年の中華料理店「えぷろん亭」の一角に、揚げた中華麺の上にソフトアイスを乗せたユニークなメニューを提供するテイクアウト専門店「すごもり亭」がオープンした。「おいしい、楽しい、うれしい」をコンセプトに、コロナ禍の学生応援として小中学生、高校生には全品300円で提供する。

鳥の巣をイメージしたメニューを提供するテイクアウト専門店「すごもり亭」

えぷろん亭は盛りの良さがサラリーマンや外仕事の職人に人気の“町中華”の店。新型コロナウイルスの影響で客足が遠のく中、家族連れや学生にも親しんでもらいたいと、市の「中小企業者チャレンジ応援事業補助金」を活用し、納屋部分を改装して2022年3月末にすごもり亭の営業を始めた。

ポップなブルーと「巣」の字をアレンジしたロゴが目を引く店舗

提供するのは、コロナ禍の巣ごもり生活から発想を得て名付けた店名にちなみ、巣に見立てた揚げラーメンの上に盛り付けるソフトアイスの「バニラのす」(450円)と、えぷろん亭人気メニューの鶏の唐揚げを使った「トリのす」(450円)、フライドポテトの「ポテトのす」(350円)の3種類。

揚げラーメンの上にソフトアイスをのせた「バニラのす」

「トリのす」(左)と「ポテトのす」(すごもり亭提供)

ザクザク食感がクセになる麺はしょうゆベースで、盛り付けに合わせてそれぞれメープルシロップ、カレー粉、バターで味付けしている。またカップの中にはおまけが入っており、食べてからのお楽しみとなっている。学生は3種類とも常時300円で味わえる。

同店スタッフの福山京子さん(55)は「コロナ禍で我慢を強いられている子供たちが友達や家族と気軽に訪れてもらえるよう、親しみやすいメニューやネーミングにした。町中華に触れるきっかけにしてもらえるとうれしい」と話している。

営業時間は昼は午前10時から午後2時まで、夜は午後5時から同9時まで。月曜定休。問い合わせはえぷろん亭025-524-4295