マイワシ2万匹の大群が縦横無尽に泳ぎ回る うみがたりで新企画スタート

約2万匹のマイワシが目まぐるしく変化する群泳を鑑賞できる大迫力のパフォ―マンス「舞鰯 Shinyllusion(まいわし シャイニリュージョン)」が2022年3月19日、新潟県上越市立水族博物館「うみがたり」で始まった。マイワシの大群が水槽内を縦横無尽に泳ぎ回る迫力満点の姿を鑑賞できる。担当者は「今回のパフォーマンスをきっかけにマイワシの魅力をたくさんの人たちに伝えていきたい」と話している。

マイワシの大群が水槽内を縦横無尽に泳ぎ回る迫力満点の姿(うみがたり提供)
舞鰯シャイニリュージョン1

館内最大サイズの水槽「うみがたり大水槽」で鑑賞できる。担当者によると、マイワシは群れて泳ぐことにより、自身が狙われる確率が減る「希釈効果」や、体力の節約、繁殖行動がしやすいと考えられているという。来館者の中にはマイワシの根強いファンも多いことから、水槽内にある3か所の給餌装置から出す餌を使い、餌を求めて群れで泳ぐマイワシの生態に注目をしてもらおうと初めて企画された。

「うみがたりチューブ」ではマイワシの大群が頭上を猛スピードで通過(うみがたり提供)
舞鰯シャイニリュージョン2

「うみがたり大水槽」は水槽上部と日本海の景色を眺めることができる「日本海テラス」、水中トンネルの「うみがたりチューブ」などで構成されており、担当者によると計7か所からマイワシの魚群をさまざまな角度で鑑賞できるという。「うみがたりチューブ」はマイワシの大群が頭上を猛スピードで通過し、マイワシに包まれるような感覚も体感できる。このほか、天気の良い日はマイワシのうろこが水槽に差し込む自然光に反射してきらめき、幻想的な雰囲気を味わうことができる。

広報担当の照井未希さんは「生き物の神秘を感じてもらえたら。マイワシの魅力をうみがたりから発信できたら」と語った。パフォーマンスは午前10時45分〜、同11時45分〜、午後0時45分〜、同1時45分〜、同2時45分〜、同3時45分〜の1日6回。1回5分程度。

問い合わせはうみがたり025-543-2449)。

うみがたり