北陸新幹線上越妙高駅西口で地元の地権者らが計画していた40階建ての高層マンション2棟と商業施設を建設する構想が見直され、12階建てマンション2棟などに縮小される。縮小した計画での完成イメージを示す看板が2015年3月9日、駅西口に設置された。
地権者らは大手総合商社の三井物産を通じて東京の商業コンサルタント、やまきに計画を依頼。昨年4月に発表された計画では40階建ての超高層マンション2棟を上越妙高駅のシンボルタワーとして位置付け、5階建て程度の商業施設を併設するとしていた。首都圏在住者やアジアの富裕層をターゲットとしていた。
関係者によると、構想発表後にやまきが需要調査を行ったところ、外国人居住者のニーズが想定通りには見込めないことなどから、計画を見直した。
縮小された計画は12階建てのマンション2棟にビジネスホテル、商業施設などを中心とした開発で、2月にやまきが地権者に説明し、概ね了承を得たという。2018年の完成を目指している。
西口に地権者有志が設置した看板には「複合商業施設建設予定地」の文字ととともに、12階建てのマンション2棟とビジネスホテル、商業施設などが描かれている。