高田世界館でGWに映画2本上映 ご当地映画と不朽の名作

新潟県上越市本町6の高田世界館は2014年のゴールデンウイーク中に2本の映画、「夢は牛のお医者さん」(2014年)と「ニュー・シネマ・パラダイス」(1989年)を上映する。いずれも前売り券を数量限定で発売している。

「夢は牛のお医者さん」

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今年3月から2週間、同館で封切り上映し、大好評だったドキュメンタリー映画のアンコール上映。上越ロケもあり、主演の獣医、丸山知美さんは上越市内で実際に勤務しているという「ご当地映画」でもある。初日には150人の観客が集まるなど大盛況で、アンケートでも好評の声が圧倒的だった。

映画の舞台は新潟県松代町(現十日町市)の集落。1987年、莇平小学校に新入生がいなかったので、代わりに3頭の子牛が”入学”した。一生懸命に世話をした少女の一人が知美さん。牛との辛い別れを経て、「獣医」になろうと13.5倍の難関に挑戦する……。現在は上越市にある家畜診療所で獣医として活躍している丸山さんを、新潟のローカル放送、TeNYテレビ新潟が26年間追い続けたドキュメンタリー。

上映は2014年4月29日から5月11日(5月4日、5日除く)。上映時間は午前10時、午後2時、同6時の3回(5月10日午前10時の上映なし)。入場料は前売り一般(数量限定)1300円、当日一般1700円、中・高校生1400円、小学生800円。

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◇公式サイト
http://www.teny.co.jp/yumeushi/
◇予告編(動画)

「ニュー・シネマ・パラダイス」

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イタリアの名匠ジュゼッペ・トルナトーレ監督による、映画史に残る名作。イタリアのシチリアを舞台に、少年と映写技師が映画を通して心を通わせていく様を、感動的な音楽と繊細な人物描写で描き出す。

高田世界館でロケをした2012年の映画「シグナル~月曜日のルカ~」は、女性映画技師を主人公にした映画館や映画への愛情にあふれた作品だった。「日本版の『ニュー・シネマ・パラダイス』」と言われた所以である。100年を超える歴史を持つ高田世界館で見る35mmフィルムによる「ニュー・シネマ・パラダイス」は、特別な意味がある。

上映当日には80歳を超えた今も現役の映写技師、久保田定さんによる、フィルム映写講習会も行われる。4日午後1時、5日午後1時30分の2回。参加は高校生以上。

上映は5月4、5日。上映時間は4日が午前10時、午後3時、同6時の3回。5日は午前11時、午後4時の2回。入場料は前売り(数量限定)1300円、当日一般1500円、高校生以下800円。

◇公式サイト
http://n-c-p.asmik-ace.co.jp/
◇予告編動画

上記の前売りチケットは春陽館書店、柿村書店、アコーレサービスカウンター、喫茶プー横丁などで発売している。

問い合わせは同館の上野さん、090-4492-4092。またはtsekaikan@gmail.com