2012年度の上越地区の企業倒産は14件

東京商工リサーチ新潟支店は2013年4月1日、新潟県県内の2012年度企業整理・倒産状況を発表した。件数は前年度(151件)より19件少ない132件、負債総額は前年度(721億4200万円)の4割弱の262億7500万円だった。このうち、上越地区(上越市・妙高市・糸魚川市)では、前年度より1件多い14件、負債総額は前年度より80億100万円少ない17億4900万円だった。

上越地区の負債総額1000万円以上の企業整理・倒産の内訳は、上越市が7件(前年度8件)で負債総額は11億2600万円(前年度17億7300万円)、糸魚川市が4件(前年度3件)で負債総額は5億400万円(前年度64億5700万円)、妙高市は3件(前年度2件)で負債総額1億1900万円(前年度5億2000万円)だった。

負債総額が大幅に減少したが、2011年度は糸魚川市のホテル経営、協栄観光が11月に負債56億1700万円で破産申請し全体の負債を押し上げたためで、2012年度は負債10億円以上の大型倒産がなかった。

なお、新潟県全体では新潟市が最も多く47件、ついで長岡市が15件、燕市9件、三条市8件で、上越市は5番目となっている。

整理・倒産

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