上越市の「あごすけ」が大つけ麺博で全国3位

2012年9月27日~10月17日の3週間にわたり東京・浜松町駅前で開かれた「大つけ麺博 日本一決定戦」で、新潟県上越市から参加した下門前の麺屋あごすけの「越後甘海老つけ麺」が、見事第3位を獲得した。

「大つけ麺博 日本一決定戦」で3位を獲得した麺屋あごすけの「越後甘海老つけ麺」(クリックで拡大)
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国内最大級のグルメイベントとなった「大つけ麺博」は今回で4回目となり、初めてつけ麺日本一を決める投票が実施された。全国のつけ麺専門店や、人気店が100店以上エントリーする中、同店はネット投票で中部地区代表の4店に選ばれ、24店による日本一決定戦に出場を決めた。

店主の月岡二幸さんは「当店は今年でようやく10年が経ったのを契機に、新潟の味が全国に通用するかどうか挑戦することにした」と話す。

全国に挑戦したメニューは「越後甘海老つけ麺」。豚骨と鶏がらによる濃厚白濁スープに、糸魚川市の酒粕、新潟名産の甘エビの炒め煮を加えた。中太の麺にはコシヒカリの米粉を入れ、粘りと甘みを出した。トッピングはチャーシュー、青菜、エビせんべい、ラスク、エビ辛子で変化をつけた。

イベントの中での出店のため、麺がくっつかないよう、佐渡産のトビウオを使ったアゴ油で乾燥を防いた。グループで分けあって食べる人にも、一口で強烈な印象を出そうと、上越産メギスの魚醤をスプレーで麺にふりかけるなど工夫した。

「大つけ麺博」での行列(麺屋あごすけ提供)
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同店は9月27日から10月3日までの第1陣に出店。知名度ゼロの中、最高で約220人が行列を作り、最大で2時間待ちとなる人気を集めた。連日、行列を制限する打ち止めになり、1週間で7500杯を売り切った。

月岡店主は会期中、午前11時から午後10時まで、食事もとれない状態で連日最前線に立ち続けた。スープや麺は上越から連日、会場まで運ぶなど、1店だけで営業しているラーメン店としては厳しい日々だった。それを知り合いのラーメン店店主や、ファンの客がボランティアで駆けつけ、支えた。

3位を獲得した月岡店主(左) <写真は大会公式facebookから>
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その中で、全国3位という素晴らしい結果を残した。受賞後、同店には関東圏から多くの客がやってきているという。「多くの有名店が並ぶ中、お客さんから評価していただいたことはうれしい。上越は海の幸、山の幸が豊富。ラーメンでもっと上越に人を呼びたい」と話す。

受賞作の「越後甘海老つけ麺」(950円)は、同店で10月末まで販売予定。

↓大つけ麺博公式サイト
http://dai-tsukemen-haku.com/

大つけ麺博 日本一決定戦 表彰式 LIVE動画(14分12秒)