上越市の住宅街などでカメムシ大発生

独特の強烈な臭気を撒き散らすカメムシが新潟県上越市内の住宅地などで2011年秋、例年にないほど大発生している。同市内で営業する害虫駆除の業者は「ここ10年で最も多いのではないか。こんなに多い年は初めてだ」と話しており、市内のホームセンターでは専用の殺虫剤が品薄状態だ。


上越市内の住宅のベランダの壁に張り付くカメムシ(2011年10月28日)

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害虫駆除を手掛ける同市大潟区のクリーンキッズには、例年の5倍以上の駆除要請が来ている。真岩正孝社長は「カメムシがこんなに多い年はない。原因は分からないが、駆除が追いつかない状態だ」と話す。

同市下門前のホームセンタームサシ上越店では、カメムシ専用の殺虫剤が2日ほどで品切れになったという。「毎年、品切れになったことがない商品だが、今年は例年の2、3倍以上の売れ行き」と同店。ほかのホームセンターでも9月末から売れ始め、入荷してもすぐに完売し、品薄の状態が続いているという。

市街地の住宅街でも比較的山や林の近い場所に多く発生しているようだ。カメムシは普段から常に臭い匂いを出しているわけではなく、刺激すると悪臭を発するという。

住宅のベランダの壁や窓ガラスに無数に張り付き、干ざおや洗濯物にも止まる。カメムシの大発生に悩まされている同市岩木の男性は「洗濯物のポケットや袖口にカメムシがくっ付いている場合もある。強烈な臭いで、体に染みこむかと思うほどだ」と話していた。