苦くない新品種「こどもピーマン」上越でも生産

子供の嫌いな野菜の上位に位置するピーマン。独特の苦味を抑えた新品種の「こどもピーマン」が上越地域でも生産されており、上越市大道福田の農産物直売施設「あるるん畑」に並んでいる。

上越市内で栽培されたこどもピーマン
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8月31日の「野菜の日」を前にカゴメが実施した「子どもの野菜の好き嫌いに関する調査」では、
嫌いな野菜の1位はナスで2位はピーマンとシイタケ、3位は水菜という結果になっている。

こどもピーマンは京都市の「タキイ種苗」が開発した新品種。形は普通のピーマンより細長い。ピーマン独特の匂いや苦味が少なく、肉厚でジューシー。さらにビタミンCやカロテンなどの栄養価も普通のピーマンより高いという。

炒め物など普通のピーマンと同じ調理法で、ほのかな甘みと肉厚な食感が楽しめる。

JAえちご上越の直売施設「あるるん畑」によると、上越地域で生産しているのはまだ数人の農家だけだが、ほぼ毎日入荷している。7月から店頭に並んでいるが、最近になって徐々に人気が出てきたという。値段は1袋200gほどで120円前後。