上越市は2011年8月22日、ミュージシャンのGACKT(ガクト)さんを上杉謙信役に迎えた20、21日の第86回謙信公祭の入り込みを20万5569人と発表した。過去最高だった昨年よりも約3万5000人減少。謙信公祭の小山正明実行委員長は「昨年並みを期待していたが、2日目の悪天候が影響して届かなかった。ただ20万人を突破したことは評価したい」としている。
内訳は20日の狼煙上げや音楽フェスティバルなどに1万8888人。21日の出陣行列や川中島の合戦の再現などに18万6681人。
ガクトさんの謙信公祭出演は2年連続4回目。いずれも20万人を突破しており、初出演だった2007年は20万3100人、2度目の2008年は21万7200人、3度目の2010年は過去最高の24万211人を記録した。
またガクトさんは市を通じて「今回の謙信公祭は、通常とは違い、大きな意味を持つことになりました。震災を受けて義の心が日本人の心の美しさを象徴していることを多くの人が再認識したのではないでしょうか。これからも日本人として一人のサムライとしてこの想いを届けていきたいと思います」との市民にメッセージを寄せた。