コーヒー、サイダー、コーラ、烏龍茶など、缶飲料が全品70円という驚き価格の自動販売機が上越市内に登場し、人気を呼んでいる。
場所は市立水族博物館駐車場の道路をはさんで向かい側。「70円」「自販機」という大きな看板があるので、すぐ分かる。
設置したのは上越市五智2のゼンケン(小林四郎社長)。同所では昨年、大手飲料メーカーの自販機2台を設置したが、「電気代も稼げず3か月でやめた」(小林社長)。
そこで今年は中古品の自販機を手配し、飲料は大手メーカーではないものの味は遜色がなく、仕入れ値が安い日本サンガリア(大阪市)、美山名水(京都府)の製品を使用した。
価格は全品70円にし7月から販売を始めたところ、行列ができるほどの人気で、1か月間で1300本を売った。「特にコーヒーは味が良いと評判。まとめ買いする人も多く、電気代どころか十分な利益が出た」と話す。
全品70円の自販機のビジネスモデルができたため、小林社長は「自販機を設置しているが利益が出ないという悩みを持っている方が多いはず。中古自販機や飲料の手配など、相談に乗りたい」と話している。
問い合わせはゼンケン、025-544-1404。