上越保健所管内で今年初のキノコ中毒

上越保健所は2010年10月25日、同市在住の80代女性1人が誤ってツキヨタケを食べて食中毒になり医療機関を受診したと発表した。女性は快方に向かっている。同保健所管内で、毒キノコによる食中毒は今年に入って初めて。

ツキヨタケ(上越保健所提供)
20101025tukiyotake_w

ツキヨタケ(上越保健所提供)
20101025tukiyotake2

ツキヨタケは暗いところで光る(上越保健所提供)
20101025tukiyotake3

 同保健所によると、女性は24日午前10時ごろ自宅でキノコを採取し、昼食に自宅で焼いて食べたところ、同日午後2時ごろから腹痛やおう吐の食中毒症状が出た。自宅以外での食事はなく、残っていたキノコを専門家が鑑定したところ有毒なツキヨタケと判明した。同保健所によると、ツキヨタケはヒラタケやシイタケと間違えることが多く、女性宅でシイタケを栽培していたことから、シイタケと誤って食べたとみられる。

 同保健所は「種類が判定できないキノコは採ったり、食べたり、人にあげたりしないで」と呼び掛けている。