謙信公祭へ春日山で狼煙作り

上越市で行われる謙信公祭まであと1週間となった2010年8月14日、春日山城跡の本丸跡で狼煙(のろし)作りが市民ら有志によって行われた。狼煙は謙信公祭初日の8月21日午前9時に点火される。支城など計20か所で同時に煙が上がり祭りの開幕を告げる。

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狼煙作りは同祭実行委員会の主催で毎年行われており、今年は市民有志など約15人が集まった。謙信公を頼った武将、村上義清の本拠地、長野県坂城町からも4人が加勢し製作に参加。今年はミュージシャン、GACKT(ガクト)さんが2年ぶり3度目となる謙信公役で参加することもあり、盛大に煙が上がるようにと、例年より大きめに作った。

参加者は杉を伐採し、本丸跡まで何往復もして木や枝を運び上げ、直径2m、高さ2mのほぼドーム型に木を組み上げた。

実行委によると、これまで春日山城本丸跡から一度に確認できた狼煙の数は最多で、計20か所のうち11か所という。メンバーは「当日は謙信公気分で本丸から、各城や砦の狼煙を見るのも一興」とピーアールしていた。