新潟県上越市柿崎区で2015年8月21日(金)~24日の4日間、「かきざき映画祭2015」が開かれる。命の基となる「食」をテーマにしたドキュメンタリー5本を上映する。会場は柿崎コミュニティプラザ4階ホールで、入場無料。
監督とのトークや交流会、サイン会、映画関連グッズ展示と書籍販売、バザーなどが予定されている。オープニングイベントとして、8月22日午前9時30分から、柿崎中吹奏楽部による演奏、中学生によるストリートダンスが行われる。
問い合わせは主催の「柿崎わいわいしゃべろう会」の小出さん025-536-2082。
【上映作品】
「もったいない!」(2011年)
世界には多くの人々が飢餓に苦しんでいる一方で、私たちが食べる食品の3~5割が食卓に届く前に捨てられているという。日本をはじめ世界各国の生産、流通、小売など食料に関わる現場や専門家を取材し、まだ食べられる食料が大量に廃棄される実態とその原因をあぶり出す。世界各地で食品ロスの削減、再利用の社会運動を巻き起こすなど、大きな反響を呼んでいる。各国の映画祭で数多くの賞に輝いているドキュメンタリー。バレンティン・トゥルン監督。88分。
上映日 | 上映時間 |
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8月21日(金) | 10:00~ |
↓公式サイト
http://mottainai-eiga.com/
予告編
「ある精肉店のはなし」(2013年)
大阪府貝塚市で長い間、家族経営で精肉店をコツコツと営んできた一家の姿を捉えたドキュメンタリー。自分たちの手で育て上げた牛を家族が協力し、丁寧に処理して店頭に並べるという作業をこなす彼らの真面目な仕事ぶりを通じ、いのちを食べて人は生きるという「生」の本質をあぶり出す。監督は『祝(ほうり)の島』の纐纈あや。108分。
上映日 | 上映時間 |
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8月21日(金) | 14:00~ |
8月23日(日) | 19:00~ |
↓公式サイト
http://www.seinikuten-eiga.com/
予告編
「千年の一滴 だし しょうゆ」(2015年)
日本で1000年の時をかけて築き上げられてきた独自の食文化を通し、日本人と自然との関係を見つめた日仏合作によるドキュメンタリー。
仏教の肉食禁止令を受け、肉に代わる「うまみ」として自然の中から発見された「だし」にまつわる人々の営みを追った第1章「だし 大自然のエッセンス」、しょうゆやみりんといった調味料の「うまみ」のもととなる麹カビを特殊な撮影によるミクロ映像でとらえた第2章「しょうゆ ミクロの世界との対話」の2部構成で描く。柴田昌平監督。100分。
上映日 | 上映時間 |
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8月21日(金) | 19:00~ |
8月22日(土) | 10:00~ &監督トーク |
8月23日(日) | 10:00~ &監督トーク |
8月24日(月) | 10:00~ |
↓公式サイト
http://www.asia-documentary.com/dashi_shoyu/
予告編
「森聞き」(2010年)
4人の高校生が日本各地の山村に暮らす森の名人を訪ね、人生と技を聞き書きするドキュメンタリー。森の名人と呼ばれる老人たちの言葉を通し、人生に向き合おうとする高校生たちの姿が感動を呼ぶ。柴田昌平監督。柴田昌平監督。125分。
上映日 | 上映時間 |
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8月22日(土) | 14:00~ &監督トーク |
8月23日(日) | 13:00~ &監督トーク |
↓公式サイト
http://www.asia-documentary.com/morikiki/
予告編
「食べることで見えてくるもの」(2012年)
食と人間の関わりを題材にしたドキュメンタリー。17年以上も1日青汁1杯のみしか口にしない鍼灸師、古代から明治時代までの食事復元を研究し続けている食文化史研究家、出張料理や人生相談を行っているトータルライフコーディネーター、幸福を感じる心身のサポートを目標としたドリームマップ普及協会代表理事など、食と真摯に向き合っている彼らの活動や証言を通し、食べることの意味や意義を探る。鈴木七沖監督。60分。
上映日 | 上映時間 |
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8月23日(日) | 16:00~ |
↓公式サイト
http://www.sunmark.co.jp/switch_taberu/
予告編