新潟県上越市東雲町の食品スーパー「有限会社 かねきゅうストアー 片口屋」(資本金1000万円、従業員11人)が2015年8月4日付で貼り紙を出して事業を停止し、事後処理を弁護士に一任した。負債総額は推定で約7000万円。
東京商工リサーチ高田支店によると、同社は1971年7月設立。新潟労災病院近くで地元の個人を顧客に営業し、1996年2月期は約3億4000万円の売上を計上していた。しかし、市況低迷や大手量販店との競争激化などで、その後は減収を強いられていた。
負債総額は帝国データバンク上越支店によると、推定で約7000万円。
8月5日夕方、自転車で買い物に訪れた70代女性は、閉店の貼り紙を見て「はやってたのに。便利だし、よく利用してました。わからんもんですね」と驚いた様子で話していた。