新潟地方気象台は2020年3月2日、今冬(2019年12月〜2020年2月まで)の天候のまとめを発表した。記録的な暖冬少雪となった今冬は、上越市高田では3か月間の降雪量が観測史上最も少なく、平均気温も高い記録を更新し、記録ずくめの暖冬となった。
気象台によると、今冬は偏西風が日本付近で北へ蛇行した影響で、強い寒気の南下は一時的で冬型の気圧配置が長続きせず、暖かい空気に覆われた。
このため、高田の3か月間の累計降雪量は平年のわずか12%の67cmにとどまり、1952年の統計開始以降最も少なかった。これまでで最も少なかったのは、1988年12月〜1989年2月の104cmで、30cm以上大幅に減少した。3か月間の最深積雪は23cmで、歴代3位の少なさだった。
平均気温も5.4度と平年に比べ2.1度高く、統計を開始した1923年以降最も高かった。これまでの最高は1948年12月〜1949年2月の5.2度だった。
関連記事
[