東京五輪の体操事前合宿誘致へ 上越市長らが6月にドイツ訪問

2020年に開催される東京五輪、パラリンピックのドイツ体操チームの事前合宿誘致を目指している新潟県上越市の村山秀幸市長らが2016年6月23〜27日の日程でドイツを訪問する。現地では体操連盟を訪れ、同市の施設ピーアールなど、招致活動を行う。5月30日に行われた記者会見で村山市長が明らかにした=写真=。

20160531市長らドイツ訪問

東京で今年10月に開催される国際体操連盟総会にドイツ体操連盟の役員が一堂に来日することを受け、その際に事前合宿の覚書が締結ができるように内諾を得ることが目的。

今回ドイツを訪れるのは村山市長と、板倉区出身の瀧澤康二国際体操連盟名誉副会長、市職員3人の5人。一行はドイツのハンブルグ、ベルリンを訪問予定で、ベルリンの在ドイツ日本大使館も訪問し、同市出身の八木毅大使に合宿招致に向けた協力もあわせて要請するという。

同市は昨年10月、東京五輪、パラリンピックに向けた合宿招致委員会を発足させた。ドイツの体操競技の合宿誘致を目指し、官民一体で取り組みを進めている。今年1月には国からドイツ体操の「ホストタウン」の第1次登録団体にも選ばれている。また、ドイツ体操連盟からは10月の総会で来日する際に大潟体操アリーナなど、関係施設を視察したいなど要請があったという。

村山市長は会見で「6月25、26日にハンブルグでドイツ国内の体操選手権がある。その機会に(ドイツ体操連盟の)皆さんと会い、上越の練習環境などについて話ができれば」とした。

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