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高田世界館が1週間だけ「18歳未満入場禁止」に 新作ロマンポルノ5作品一挙上映

2か月前

新潟県上越市本町6の高田世界館は2017年2月11日から1週間、現代の名監督によって撮影された成人映画「ロマンポルノ・リブート」作品を一挙上映する。同館は2009年まで成人映画専門の「高田日活」であり、1週間だけ成人映画館として復活することから、傑作とされる旧作ロマンポルノ3作も上映することが決まった。期間中、18歳未満は入場できない。

ロマンポルノ・リブート・プロジェクトのポスター
ロマンポルノリブート

ロマンポルノは若手の登竜門だった

ロマンポルノは日活が1971~88年の17年間に約1100作品を製作した。「10分に1回絡みのシーンを作る」「70~80分の上映時間」「撮影期間は1週間程度」などという制約はあるが、条件を守れば比較的自由に製作できることから、若手監督などの登竜門になり、新しい才能を次々と生んだ。上杉謙信が活躍する角川映画「天と地と」の、岡田裕プロデューサーもロマンポルノ出身である。

昨年8月、スイス・ロカルノ映画祭で、神代辰巳監督の名作「恋人たちは濡れた」(1973年)が特別上映されるなど、その独自の存在感が世界でも注目されている。「キル・ビル」などで知られるクエンティン・タランティーノ監督も、昨年11月にNHKがロマンポルノをテーマに放送した番組の中で、「僕はロマンポルノの虜(とりこ)だよ」と述べていた。

日本を代表する5人の監督が新作に挑戦

そのロマンポルノの生誕45周年として企画されたリブート(再起動)プロジェクトで、新作5作が生まれた。ロマンポルノの「10分に1回の濡れ場」という原則を守りつつ、「ヒミズ」の園子温監督や、「リング」の中田秀夫監督など、日本を代表する5人の監督がロマンポルノに初挑戦した。映画「淵に立つ」で数々の映画賞を獲得した実力派女優、筒井真理子が、園監督の「アンチポルノ」でヌードを披露することでも話題になっている。

「悶絶!どんでん返し」など旧作3本も回顧上映

旧作は、2月11日午後6時40分から「悶絶!! どんでん返し」(1977年)と「妻たちの性体験 夫の眼の前で、今…」(1980年)の2本立てを上映。2月12日午後3時20分から「狂った果実」(1981年)を上映する。

くわしい上映時間などは、高田世界館の公式サイト (http://takadasekaikan.com/) で。

「ロマンポルノリブートプロジェクト」予告

【上映作品】「ジムノペディに乱れて」 行定勲監督

【上映作品】「風に濡れた女」 塩田明彦監督

【上映作品】「牝猫たち」 白石和彌監督

【上映作品】「アンチポルノ」 園子温監督

【上映作品】「ホワイトリリー」 中田秀夫監督