野澤朗氏が公約発表 「新しい上越市」への変革強調

任期満了に伴う2021年10月31日の上越市長選挙に出馬を表明している前副市長の野澤朗氏(64)が9月16日、同市新光町1の後援会事務所で記者会見を開き、公約を発表した=写真=。41年間の行政経験に加え、市民参加で住民らとの対話により作った市政全般にわたる政策を示した。

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立候補表明後に住民や専門家にさまざまな現場で話を聞き、公約にまとめた。野澤氏は「政策というのは市民を含め議論しながら進めていくものなので、あえて数値目標は書き込んでいない」と説明。「変化を望んでいる住民が多い」として掲げたキャッチフレーズ「新しい上越市へ」を象徴する4つの施策として、①特認校制度を活用したプログラミング小中一貫校の設置②目標額10億円のふるさと納税③サーフィン、スノーボード、スケートボードが楽しめるアクティブスポーツ④高田、直江津の中心市街地のまちなか居住などの視点からの再デザイン──を示した。

また、当選後直ちに実施する施策として、市議会12月定例会に新型コロナウイルス対策の予防や治療、事業者支援など10億円規模の補正予算を提案するとした。

さらに4年間に取り組む施策として、医療・福祉、子育て、地域コミュニティー、産業・経済、教育、中山間地、防災、公共交通など12の分野別に、合計72の施策を示した。

▼野澤氏の公約はこちら(公式サイト) https://nozawaakira.com/policy/

同市長選には、野澤氏のほか元市議の中川幹太氏(46)が立候補を表明している。また、元市長で昨年の市議選でトップ当選した宮越馨氏(80)の動きも注目されている。

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