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良品計画が上越市の公営住宅をリノベーション 来年4月入居開始予定

1か月前

新潟県上越市が所有する同市港町2の築約20年の「港町特定公共賃貸住宅」を、「無印良品 直江津」を運営する良品計画(東京都)と高舘組(同市西本町2)の共同企業体がリノベーション(大規模リフォーム)する。このほど公募型プロポーザル方式で決定した。市は民間ノウハウを生かして空き室を改修することで賃貸物件としての魅力を上げ、入居率の向上を図るのがねらい。入居開始は2022年4月からの予定だ。

港町2の賃貸住宅は同市が2001年度に建設した35室14階建ての高層住宅で、間取りは3LDKと2LDKの2種類。市によると、眺望の良い高層階に比べ低層階に長らく空き室が多く、現在12室が空いている。内覧会を開催するなどしてきたが入居率の向上には至らず、築年数も経過したことから、民間事業者のノウハウを活用した市営住宅初のリノベーションを行う。

上越市港町2の「港町特定公共賃貸住宅」
港町特定公共賃貸住宅

改修するのは2〜4階の3LDK2室と2LDK3室の計5室。事業費は当初予算で3168万円。企画提案から設計、改修工事までを行う「デザイン&ビルド方式」の公募型プロポーザルには同企業体のみが応募し、学識経験者や建築の専門家、市職員による選定委員会が事業者として決定した。

同企業体の提案は、LDKと個室の壁を撤去して広いワンルームにすることで空間を使いやすくしたほか、アイランド型などキッチンを主体とした暮らしの魅力向上で、様々な世帯のニーズに対応できるよう工夫している点が評価された。また良品計画は、グループ企業が都市再生機構(UR)が持つ大都市圏の老朽団地のリノベーション事業を手掛けるなどの実績がある。

市は2022年1月下旬から入居者の募集を開始する計画で、同年2月中旬にはモデルルームの内覧も予定している。

特定公共賃貸住宅は、世帯所得の月額が15万8001円以上48万7000円以下の中堅所得者向けの住宅で、家族はもちろん単身者の入居も可能。改修する部屋の家賃は現行4万5000円〜5万7000円だが、市はリノベーションを踏まえた家賃改定を12月定例市議会に提案する。

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