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雪を求めてスキー場で開催 大寒にトウガラシの「雪さらし」

9か月前

新潟県妙高市特産の「かんずり」の主原料となるトウガラシの雪さらし作業が「大寒」の2020年1月20日、同市両善寺のロッテアライリゾートで行われた。暖冬のため平地ではできず、雪を求めて標高950mのスキー場に会場を変更した。外国人スキーヤーらが取り囲み、作業を興味深そうに見ていた。

雪が降る標高950mのスキー場で行われたトウガラシの雪さらし作業
雪さらし4-1

かんずりは上越地方の伝統な調味料で、かつては各家庭でも作られていた。現在は同市西条の「かんずり」(東條昭人社長)が商標登録を持ち、特産品として製造販売している。雪さらしは塩漬けしたトウガラシを雪の中に数日間置いてあくを抜く作業で、毎年大寒の日から作業を始める。例年は10〜15回行われ、冬の風物詩として多くのアマチュアカメラマンが撮影に訪れる。

台湾から来た女性も初体験。「伝統的な行事を初めて見た。新しいことに挑戦するのが好き」と話していた
雪さらし台湾2

雪さらしが行われたのはゴンドラの終点、膳棚ステーション近く。約2mの積雪のある一角で、3人の女性従業員がザルを片手に約400kgのトウガラシをまいた。トウガラシは3、4日さらした後、こうじやユズ、塩を加えて3年間発酵熟成させるという。

雪さらし作業は例年、西条と大貝の2か所で行っているが、今年はまったく雪がない。東條社長(50)は「2007年に赤倉でやって以来の少雪。スキー場でやるのは創業以来初めてだが、多くの方に見てもらえて良かった」と話していた。

飛び入りでトウガラシをまく作業を体験した燕市の会社員、白鳥みのりさん(25)は、「初めて体験し楽しかった。海外の方が興味深く見ていて、観光にもつながるのではないか」と話していた。