現在も新潟県上越・妙高地域で使われている方言を中心にまとめた「上越・妙高 方言辞典」(川村康宏著)が2026年7月1日、発売される。

著者の妙高市の川村康宏さん(73)は、上越・妙高地域の方言の記録や保存に取り組み、方言を使った歌を動画サイトにも発表している。2021年に出版した「上越のおもしろ方言考」に続く2冊目の著作で、上越市と妙高市の高齢者20人に聞き取りを行い、長年収集した方言の中から使われなくなった方言を省くなど、約950語を厳選して収録した。
「めーおとす(死ぬ)」や、「ばらこくたい(乱雑)」などの語源を解説したほか、「カメになる」「まわり寿司」「ピーター(ロータリー除雪機)」など、近年使われるようになった新方言も収めた。

また、共通語から方言を探せる「逆辞典」を収録したほか、活字を大きくし、イラストを多く取り入れるなど、幅広い世代に親しんでもらえるよう工夫した。巻末には5ページにわたる論考「上越地方の方言の特徴」を収めた。
川村さんは「まずは方言を楽しんでほしい。その上で、方言は言葉の歴史が保存された化石であることを理解してもらえればうれしい」と話している。
A5判、86ページ。定価500円。上越市の春陽館書店(本町4)、文美堂書店(本町5)、妙高市の志保屋書店(上町)などで販売する。