設計変更で高級ホテル「シックスセンシズ妙高」の開業に遅れ 妙高高原地域リゾート開発

外資系不動産投資ファンドのペイシャンス・キャピタル・グループ(PCG)が新潟県妙高市の妙高高原地域で進める大規模リゾート開発に関連し、2026年6月15日、PCGや行政、事業者など官民による協議会が上越市の高田城址公園オーレンプラザで開かれた。進捗(しんちょく)状況を報告したPCGは、妙高市杉野沢に建設する高級ホテル「シックスセンシズ妙高」のオープン時期が、一部の設計変更により、当初予定していた2028年12月から2029年1〜3月に遅れる可能性を明らかにした。

PCGがホテル開業の遅れを報告した協議会

PCGによると、今年4月から行っているホテル建設のための準備工事で、建設地の一部の地盤が隆起していることが分かり、一部の設計変更が必要になった。このため8月に予定していたホテル本体の建設工事の着手が2か月ずれ込み10月となる見込み。豪雪地で冬期間は工事ができないことなどから、ホテルのオープンは当初予定していた2028年12月から1〜3か月遅れ、2028年度内となる可能性があるという。

報道陣の取材に応じたPCGの入江大日本副代表は「工事が2か月遅れ、(開業が)そのまま2か月遅れで済むかというと、豪雪地帯でもあるので延びる可能性もあるが、一方で工事業者が工期を縮める努力もしており、2028年度内の開業を目指したい」と話した。

シックスセンシズは、英ホテル大手のIHGホテルズ&リゾーツ(IHG)が運営する高級ホテルブランドで、世界22か国で27のホテルやリゾート施設を展開し、国内では2024年4月に京都市に開業している。シックスセンシズ妙高は杉ノ原スキー場の駐車場に建設し、地上7階、地下1階で、ホテルのほか上層階にレジデンス(住宅)を設ける計画となっている。

「妙高杉ノ原マウンテンリゾート開発計画連携地域活性化協議会」(事務局・新潟県)はPCGと県、上越地域3市、佐渡市のほか金融機関や公共交通、観光関連などの関係機関20団体で構成し、大規模リゾート開発に関わる情報共有を図っている。