県立中央病院と厚生連上越総合病院の一体運営の検討委が初会合 年度内の取りまとめ目指す

新潟県上越地域の医療再編を巡り、急性期医療を集約した中核病院となる県立中央病院(上越市新南町)と高齢者救急や回復期の患者を受け入れる地域包括ケアシステムの新地域ケア病院となるJA新潟厚生連上越総合病院(同市大道福田)の一体的な運営手法を検討する委員会の初会合が2026年6月3日、上越市内で開かれた。年度内の取りまとめを目指す。

初会合を開いた県立中央病院と上越総合病院の一体運営の検討委員会

検討委員会は医療再編を主導する県が設置した。同地域の医療体制を県や地元3市、医療関係者で検討する上越地域医療構想調整会議は今年3月、地域の急性期医療を担っている二つの病院について、県立中央病院を中核病院に、上越総合病院を地ケア病院とし、早ければ2028年度から一体的に運営する方針を了承した。

検討委の委員は医師会の代表や県内外の大学病院の医師など8人で、委員長には県医師会の堂前洋一郎会長が就任した。

初会合では委員から、「(中核病院は)若い医師が行きたくなるような高度な医療を行う魅力的な病院にする必要がある」「(患者が移動するため)患者を一元的に管理する組織が必要」「地域の住民に適切な医療を残していくために議論していることを再確認すべき」などの意見が出された。

会議終了後、堂前委員長は「違う組織の二つの病院を一体的に運営するのは初めての経験で、指定管理や県、厚生連、別の法人など議論の余地はたくさんある」と述べた。年度内に複数回、会議を開催して意見を取りまとめる予定だ。