クマによる人身被害を防ごうと、国交省高田河川国道事務所は2026年4月27日から、新潟県上越市の関川河川敷で、草木の踏み倒しなどを行っている。クマの移動ルートになる恐れがある川沿いの見通しを良くし、クマの早期発見につなげる狙いがある。

市内では昨年、大島区で男性2人がクマに襲われけがをした。同市によると、目撃件数は103件と過去5年で最も多く、前年比16件増。今年に入っては23日現在で12件確認されている。
作業は例年秋に、河川の維持管理に必要な範囲で行っているが、近年の出没増加を受け、クマの動きが活発になる時期に合わせて初めて春に実施。付近に住宅の多い稲田橋から中央橋までの右岸約1kmにわたり作業する。

この日は作業員が重機で木の根を掘り起こしたり、踏んでならしたりしたほか、草刈り機で遊歩道の整備も行った。作業は今週いっぱい続く。

今後は関川大橋近くの河川敷でも行う予定。同事務所河川管理課の丸山誠課長は「自治体など関係機関と情報共有を密にし、出没状況に応じて柔軟に対応していきたい」と話している。