就任から半年近くになる新潟県上越市の小菅淳一市長に“珍称号”が浮上している。その名は「トイレ市長」「トイレ博士」。公共トイレの改修は公約で、初の当初予算編成となった2026年度は約1億円の改修費用を盛り込んだ。小菅市長は「ありがたい称号」と話し、観光客などへのおもてなし向上と市民の快適な利用環境の確保を目指し、公共トイレの改善に取り組む方針だ。

市民一人一人に寄り添う行政を前面に打ち出し、昨年10月の市長選で初当選した小菅市長。年齢や性別、障害の有無などにかかわらず誰にとっても不可欠な設備である公共トイレの改修は象徴的な取り組みだ。また「上越を訪れた人の印象を左右する重要な要素」とも話し、市長選では「快適な公共トイレの整備を通じた観光、おもてなしと人にやさしいまちづくり」を公約に掲げていた。
小菅市長によると就任後、集会などに参加した際に市民から「トイレ市長が来た」「トイレ博士だ」などと声をかけられたという。2026年4月24日の定例会見で小菅市長は「大変お褒めいただいているためだと思うので、うれしい。一生懸命やろうと思っている」と語った。
同市は本年度、老朽化や利用状況を踏まえ、不特定多数の人が多く利用する春日山神社と林泉寺、高田駅前をはじめ、高田城址公園や五智公園などの都市公園、ほくほく線沿線駅などのトイレを改修する。事業費は1億428万円で、内外装の改修や洋式化、照明のLED化を予定している。