妙高高原地域で進む外資系不動産投資ファンドのペイシャンス・キャピタル・グループ(PCG)による大規模リゾート開発を見据え、上越地域の観光団体3団体と交通事業者3社が2026年4月24日、連携協定を結んだ。魅力的な旅行商品や共通乗車券の企画販売などを行う予定で、大型投資の経済効果を地域全体へ波及させる狙いがある。

連携協定を締結したのは、上越観光コンベンション協会、糸魚川市観光協会、妙高ツーリズムマネジメントの観光3団体と頸城自動車、佐渡汽船、えちごトキめき鉄道の交通事業者3社の計6団体・企業。妙高山や日本海などの自然と地域の食、酒、上杉謙信に代表される歴史遺産を生かした旅行商品などの企画販売を計画している。
締結式でトキ鉄の平井隆志社長は「大きな利点がありながら、観光資源を十分に生かせていないのが現状。連携で具体的な旅行商品を作り提供していくのが目的」と強調した。協定の名称は「かみ越後でTOKIめく連携協定」で、「TOKI」にはときめきや時代を示す意味を込め、旅行者になじみやすい名称にしたという。
糸魚川市観光協会の龍見和弦会長は「山と海と島とみんなで組んで、たくさんの客に喜んでもらうために全力を尽くす」と意気込み、佐渡汽船の尾渡英生社長は「観光は住民にとっても有益であり、地域課題を解決する力にもなる。しっかりと成果を出したい」と語った。
今年の夏頃には旅行商品の具体化につなげる計画だ。