卒業して着なくなった高校の制服。捨てるのはもったいない……。新潟県上越市の認定NPO法人法人くびき野NPOサポートセンターが運営する「フードバンクじょうえつ」は、今年高校を卒業した人や保護者などからの制服の寄付を募っている。寄せられた制服は、経済的に厳しい世帯に無料で譲る。
制服のリユース事業「制服バンクプロジェクト」は市の委託事業で、2025年秋からスタートした。同団体によると、学校によって違いはあるが制服だけで約4万〜5万円かかることから、生活困窮世帯やひとり親世帯で経済的に厳しい世帯の子どもたちの学びを支えることを目的としている。

昨年度は、最も需要がある年度末の3月中旬に初めての譲渡会を開いたが、まだ集まった制服の数が少ないこともあり、サイズが合わないなどの理由で譲渡には至らなかった。本年度末に向けて寄付を呼び掛けている。
対象は上越市と糸魚川市にある11校の制服で、購入から10年以内のもの。ブレザーや学生服(学ラン)、セーラー服、ズボン、スカートのほか、ベストやカーディガン、リボン、ネクタイ、制服風の服、ワイシャツ(新品のみ)も受け付ける。洗濯またはクリーニング済みで、目立つ破れやほつれ、穴がないことやボタンやファスナー、ホックなどの付属品が全てそろい、正常に機能するものに限る。ほかに高校指定のロッカーも募っている。

同団体の新保絵梨さんは「思い出の詰まった制服だと思うが、必要とする子どもたちが安心して高校生活が送れるよう、制服の新たなスタートにご協力いただければ」と話している。制服の譲渡は、年度末に限らず、洗い替えやサイズが合わなくなったなどにも対応している。
寄付の受け付け場所と対応日時は、くびき野NPOサポートセンター事務局の回収ボックス(同市高土町1)が平日の午前10時〜午後6時、市民プラザ(土橋)内の上越市NPO・ボランティアセンター窓口が月曜〜土曜(第3土曜は休み)の午前10時〜午後6時。
問い合わせは080-7245-1756(平日午前10時〜午後6時)。
