上越市のフランシスコ第三会マリア園が高齢者福祉事業を上越老人福祉協会に無償譲渡

新潟県上越市の社会福祉法人フランシスコ第三会マリア園(西城町2、伊能哲大理事長)は、特別養護老人ホームなどの高齢者福祉事業を2026年4月1日付で社会福祉法人上越老人福祉協会(同市上真砂、川室優理事長)に譲渡する。3月3日、西城町2の高田西城病院で事業譲渡の調印式が行われた。

事業譲渡契約に調印したマリア園の伊能理事長(左)と上越老人福祉協会の川室理事長

高齢者福祉事業の譲渡は、老人福祉サービスのニーズの多様化や理事長職を務めるカトリック高田教会の将来的な体制検討などから、2022年にマリア園側から打診して協議を重ね、2024年8月に基本合意していた。

特養ホームの「さくら聖母の園」(西城町2、定員100人)のほか、同施設内にある軽費老人ホーム「ケアハウスさくらの郷」(定員18人)やデイサービスセンター(定員23人)などの各施設、デイサービス「デイホーム金谷」(大貫2、定員25人)の土地・建物と事業を無償譲渡する。勤務する約110人の職員は上越老人福祉協会が採用する。2施設あるデイサービスセンターはデイホーム金谷に集約し、居宅介護支援事業の老人介護支援センターは統合する。

調印式でマリア園の伊能理事長は「私たちはカトリックの精神で、人が人間として豊かに最期を迎えることを考えてきた。高齢者福祉事業を上越老人福祉協会に継承していただくことは、上越市においてモデルケースにもなるのではないか。上越市の福祉が充実したものとなるようお願いしたい」と話した。

また上越老人福祉協会の川室理事長は、院長を務める高田西城病院がさくら聖母の園と近く、医療面でも連携が取れるとし、「マリア園の精神を受け継いで、地域の高齢者のために質の高いサービスを提供していきたい」と述べた。

マリア園はカトリック高田教会(西城町2)を母体に保育園と母子生活支援施設を運営し、1957年に社会福祉法人となった。高齢者福祉事業は1992年に特養ホームさくら聖母の園の開設から手掛け、軽費老人ホームやデイサービスなどを運営してきた。高齢者福祉事業の譲渡後も「マリア愛児園」などの認定こども園や母子生活支援施設の児童福祉事業は継続する。

www.inaho-s-net.com

www.francisco3.jp

関連記事

www.joetsutj.com