新潟県上越市大道福田にあるJAえちご上越の農産物直売所「旬菜交流館あるるん畑」で2025年12月20日、冬の食卓を彩る葉物野菜「アスパラ菜」の販売が解禁された。初雪以降、気温が下がると甘みが増して最もおいしい時期を迎えることから、店頭に設置されたコーナーには開店直後から多くの客が新鮮なアスパラ菜を手に取っていた。

同市の特産野菜に認定されている「アスパラ菜」は、とう立ちした茎葉とつぼみを食べる野菜で、風味や食感がアスパラガスと似ているのが特徴。販売解禁前は通常「オータムポエム」「愛味菜(まなみな)」と呼ばれるが、同JAではブランド化を図るため、毎年12月20日前後に解禁日を設定し、「アスパラ菜」の名称で販売している。同店の野崎正人副店長によると特に葉物野菜が不足する冬季の人気商品で、毎年解禁を楽しみに待つファンも多いという。

同日、店頭にアスパラ菜を陳列していた米ファーム斐太(妙高市)の阿部純一部長は「販売を待っているという声も多くいただく。寒くなり、甘みも増した。今年も土作りから真面目に取り組み、おいしいものができた」と話した。一方、毎年アスパラ菜を出荷しているエー・エフグリーン(浦川原区)相澤誠一社長によると、今年は夏の猛暑、秋の雨など、天候不良の影響で例年より生育が約半月遅れ、「販売は年末ぎりぎりになりそう」。ただ、ここ最近は順調に生育し、「糖分も蓄積され、味はおいしくなる。1月半ばがちょうど良いタイミングかな」と話した。
店頭に設置されたコーナーには、午前9時30分の開店直後から多くの買い物客で賑わった。市内上源入の40代女性は「アスパラ菜を食べるのが毎年楽しみで、おひたしや炒め物で食べるのが好き。都会にいる親戚に送るととても喜ばれるんですよ」と4、5袋を買い物かごに入れていた。

コーナーには商品のほか、アスパラ菜を使った天ぷら、フライなどのレシピも紹介している。1袋200gで価格は250円。例年2月〜3月まで販売されるが、生育状況によって変わる場合もある。
営業時間は午前9時30分〜午後6時。12月31日〜来年1月3日は休み。