まずは人命最優先 北陸自動車道上越料金所で強盗対応訓練 関係者30人が有事に備える

NEXCO東日本新潟支社は2025年11月17日、新潟県上越市富岡の北陸自動車道上越料金所で強盗事件を想定した防犯訓練を行った。上越管理事務所管内の各料金所から担当者ら約30人が参加し、有事に備えた。

犯人役(右)が係員にナイフを突きつけ、現金を奪う場面

年末に向け、料金所の防犯対策を再点検し、料金所係員の防犯意識を高めることが目的。上越警察署が協力した。

訓練は料金所係員が現金運搬中に犯人役からアタッシュケースを奪われ、逃走されるという想定で行われた。参加者が見守る中、料金精算機から回収した現金を持ち運ぶ係員に、全身黒ずくめの犯人役が近づき、トイレの場所を尋ねた瞬間、ナイフを突きつけてアタッシュケースを奪って逃走した。係員は逃走経路を確認し、すぐに事務所へ戻って、別の職員とともにカラーボールを持参して現場へ向かった。

強盗から現金を奪われたことを被害に遭った係員(左から2人目)が事務所に報告

事務所内では被害報告を受けた職員が警察につながる緊急通報ボタンを押し、強盗に遭った係員が警察との通話で犯人の体格や服装、年齢などの特徴、ナイフを所持していること、逃走車両の車種やナンバーを伝えた。

犯人の特徴や逃走経路を電話で警察に伝えた

講評で、同署の竹内浩司生活安全課長は、「人命が最優先。自分の身を守ってほしい。金銭の要求があった場合はすみやかに渡して」と呼びかけた。また、犯人が事前に現場の下見をしている可能性があるとし、「不審車両を見かけたら110番通報してほしい」などと述べた。県内では本年度、コンビニエンスストアを狙った強盗事件が3件発生しており、「常に危機感を持って対応して」と求めた。

「人命が最優先」と講評した上越警察署の竹内課長(右)

同事務所の田中健二副所長は「日頃から防犯意識を持ち、まずは身の安全を確保し、行動することが大切だと改めて感じた。訓練内容を確認し、必要があれば改善していく」と話した。