正月の東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)で3連覇を狙う青山学院大学陸上競技部によるランニング教室がこのほど、新潟県妙高市錦町2の新井総合運郷公園陸上競技場で開かれた。同市内で夏合宿中の選手らが、地元の中学生に青学大独自のトレーニング法「青トレ」を伝授した。

青学大陸上競技部は原晋監督が2004年に就任して以降、夏合宿を同市杉野沢を拠点に行っており、2020年には同市と連携協定を締結。同市がスポンサーとなり、選手は2021年の箱根駅伝から同市のロゴマークが入ったユニフォームで出場している。

ランニング教室は2025年9月14日に開かれ、同市の中学生や同市内で活動する陸上クラブの中学生など30人が参加した。青学大は、今年の箱根駅伝で2区の区間新記録を出し、2月の大阪マラソンでは学生新記録で6位入賞を果たしたエースの黒田朝日主将(4年)をはじめ、箱根駅伝8区区間賞の塩出翔太選手(4年)や1区を走った宇田川瞬矢選手(4年)ら34人が参加し、中学生にマンツーマンで指導した。青トレのうち、筋肉を動かし肩甲骨や股関節の可動域を広げるウォーミングアップ6種類を行い、選手が交代でマイクを持って動きのポイントを説明したり、中学生の眼の前で何度も手本を見せたりした。

最後には全員でトラック2周800mをランニングし、選手と中学生が会話しながら走る姿もあった。質問コーナーでは中学生から「陸上競技に大切なことは」「緊張しないためにはどうすればよいか」などの質問が寄せられた。

黒田主将と並んで走ったAS上越妙高陸上クラブの南雲晴陽君(15、上越市立中郷中3)は「テレビやユーチューブで見ていた選手と一緒に走ることができてうれしかった。青トレで体がすごく動いたので取り入れたい。ラストスパートの切り方について、毎日200mのダッシュをするといいとアドバイスをもらったのでやっていきたい」と笑顔で話した。
全体指導を行った徳澄遼仁主務(21、4年)は「子ども達から逆に元気をもらった。競技は楽しいものなので、陸上って楽しいと思ってもらいたい」と語り、神田大地副主将(22、4年)は「青学の選手の走りを見て陸上を始めたので、選手として子ども達に今までやってきたことを還元できたのはうれしい」と話した。また10月の(大学3大駅伝の)出雲駅伝に向けては、「主力選手もけがなく調子もいいので、しっかり優勝を狙えるいい夏合宿になっている」と手応えを語っていた。
同市での合宿は21日までの予定という。