JAえちご上越は2025年8月28日、新潟県上越市長面の長面検査場所で、本年度産米の初検査を行った。渇水の影響が心配されたが、検査した早生品種の「つきあかり」約20tの1等米比率は50%と、ほぼ平年並みの品質だった。

上越産のつきあかりは、関東圏で早場米としての需要があり、ここ数年は8月中に検査、出荷している。この日は市内の平野部で栽培されたつきあかりを県農産物検査協会検査員の3人が検査し、粒の大きさや水分量、色、ひび割れや虫の被害の有無などを見て格付けした。

つきあかりの出穂期の7月は記録的少雨で、同市高田の降雨量は観測史上最少の0.5mmだった。影響が心配されたが、粒の張りや厚さは良好で半数が1等に。残りは粒が白く濁って見える「背白」などの未熟粒が多く、2等となった。
羽深真一経営管理委員会会長によると、つきあかりは粒が白くなりやすい品種で、例年の1等米比率は50〜60%ほど。昨年の初検査では全量が1等米だったため、「昨年よりは少し落ちたけれど平年並みで、厳しい気象状況の中、生産者の皆さんから頑張っていただいた結果」と安堵(あんど)していた。また「コシヒカリやこしいぶきは出穂期が(雨が降らない時期と)ずれたので、もう少し結果に期待できるのでは」と話した。

この日検査された全量はさっそくトラックに積まれて出荷され、週明けには首都圏のスーパーに並ぶという。羽深経営管理委員会会長は「関東圏への早期出荷は評判が良く、食味に自信を持っているので、新米を待っている人に一日も早く届け、上越産米を味わってもらいたい」と述べた。

本年度産米の検査予定数量は約4万1408tで、27か所の検査所で11月いっぱい行われる予定。コシヒカリの検査は9月中旬から。