新潟県上越市の直江津港に2025年8月1日、クルーズ船「MITSUI OCEAN FUJI(三井オーシャンフジ)」が寄港した。同港にクルーズ船が寄港するのは8年ぶりで、港では行政関係者らが記念式典を開き、寄港を歓迎した。

三井オーシャンフジは、商船三井クルーズ(東京都)が運航する全長約198m、定員458人のクルーズ船。7月26日に横浜から出航し、韓国の釜山や舞鶴を経て、直江津に寄港した。

午前9時頃に入港後、直江津港の中央ふ頭で記念式典が開かれ、県や市、上越商工会議所の関係者や船員などが出席した。県上越地域振興局の原田正則局長は「県として皆さまを心より歓迎する。上越地域での旅行を存分に楽しんでいただき、上越が良き思い出の地となることを願う」、中川幹太市長は「上越市の奥深い歴史や文化、自慢の日本酒やワイン、豊かな食を堪能してもらえたら。精一杯おもてなしさせていただく」とあいさつした。

サイモン・ウエストォル船長は「直江津港に初寄港できて大変うれしい。初寄港で終わらずに、何度もこちらに帰って来れるよう尽力していく」と述べた。県や市からは同市産のワインや花束など、船からは記念の盾がそれぞれ贈られた。
乗船客は船側が企画した春日山地域を巡るツアーや、うみがたりなど直江津地域を回遊する上越市のシャトルバスを利用するなどして観光した。船はこの日のうちに直江津を出港し、秋田や青森を巡り8日に神戸に到着する。

クルーズ船の寄港は、乗船客による観光消費をもたらすことから、県と市、上越商工会議所が中心となり誘致活動を行っていた。原田局長は「(クルーズ船の寄港が)港の活性化の起爆剤になれば。また来てもらえるよう今回のもてなしをしっかりして、セールスを重ねていきたい」と話した。



