新潟県上越市の高田城址公園外堀のハスが夏に向け咲き始めた。同公園は“東洋一”と称されるハスの名所で、堀一面にハスの花が広がり見頃を迎える2025年7月19日からは「第46回高田城址公園観蓮会」(〜8月24日)が開催される。
ハスが開花したのは県立高田北城高校前の北堀。6月24日朝には3輪ほどが開花し、緑色の大きな葉の間にはまもなく開花を迎えるつぼみも多数見られる。観蓮会を主催する実行委員会事務局の上越観光コンベンション協会によると、21日にハスの観察を行っている市民団体が開花を確認したという。開花は昨年より3日遅かった。
現地でハスの開花を確認した観蓮会実行委の小林元実行委員長は「桜と違って1、2か月の長い期間、花が楽しめるのもハスの魅力。これから1輪ずつ咲いていくので、何回かに分けて訪れていただき、花が増えていく様子を見てほしい。観蓮会では公園だけでなく本町商店街にも足を運んでもらえたら」とPRした。ハスの花の開花期間は4日ほどで、午後になると花が閉じてしまうため、実行委は「午前中の鑑賞がおすすめ」としている。
今年の観蓮会では、ハスの花を移動しながら高い位置から眺められる人力車の運行や乗馬体験、越後上杉おもてなし武将隊との「蓮めぐりツアー」、インスタグラムによるフォトコンテストなどが行われる。詳細は今月末に上越観光ナビに掲載される。