初夏を告げる“赤い宝石"「サクランボ」が新潟県上越市大字寺町の木之内グループ「矢代農園」で食べ頃を迎えている。2025年6月14日からは土日曜限定で恒例のサクランボ狩りがスタートする。6日間限定だが、サクランボが無くなり次第、会期中でも終了する。
同市で唯一のサクランボ狩りが体験できる農園で、毎年この時期には期間限定で一般向けに開放。市内のみならず、県外からも家族連れらが訪れる観光スポットだ。1500平方mを超える広い敷地には、薄皮で種が小さく、果肉の甘酸っぱさが特徴の人気品でサクランボ界の王様と呼ばれる「佐藤錦」、肉厚で食べ応えのある「サミット」のほか、「ジャボレー」「ナポレオン」といった多彩なサクランボが実る。
木之内克也代表(52)によると、今年は春先、気温が下がった時期もあり、例年よりも数日開花が遅れた。果実の生育が心配されたものの、6月11日現在、園内のサクランボは鈴なりに実をつけ、糖度は16度にもなった。日が経つにつれ、次第に実に赤みが増し、糖度も上がるという。木之内代表は「今年も大粒で甘いサクランボができた。サクランボ狩りを楽しんでほしい」と話している。
開園日は6月14、15、21、22、28、29の6日間。例年は会期中にサクランボがなくなり、早めに営業を終了していることから、農園では早めの来園を呼び掛けている。入園料は4歳以上1人500円。もぎ取ったサクランボは100g600円で販売する。園内は飲食禁止。
場所は国道18号、上箱井交差点近く。ビニールハウスと「さくらんぼ農園」の看板やのぼりが目印。問い合わせは矢代農園025‐524‐2173、090−3343‐1934。