上越市の南葉高原キャンプ場が今季営業スタート 場内は残雪で除雪も同時進行

新潟県上越市にある高田市街地からほど近い「南葉高原キャンプ場」の今シーズンの営業が2025年4月29日、スタートした。例年、営業開始時には雪解けも進んでいるが、オープン前日の28日現在、キャンプ場内には所々雪があり、管理人によると最も多いところは約1mの雪が残る。「残雪と新緑を眺められるのは近年では珍しい」と言い、営業と同時に除雪作業も進めていくという。

29日に今季の営業がスタート

同キャンプ場は1981年に開設。標高949mの南葉山中腹に位置し、南葉山頂を背に、市街地や日本海が一望できる絶景スポットとしても知られる。近年では市内のみならず、全国各地からも利用者が訪れており、年々リピーターも増加。外国人の利用もみられるようになった。例年、約1万3000人が利用し、このうち約7000人が宿泊利用するという。今年も早速、ゴールデンウィークの利用予約や問い合わせが県内外から相次いでいるという。

南葉山を望みながら行われた安全祈願祭(4月28日午後)

オープンを控えた28日には安全祈願祭の神事が執り行われた。関係者約20人が出席し、今季の無事故を願った。同キャンプ場指定管理者である南葉高原キャンプ場管理運営協議会の高橋敏光会長は「海水浴を楽しみ、キャンプ場で宿泊する人たちが増えている。山からは市街地のほか、米山、尾神岳も見える。夜は星空がとても素晴らしい。これからも頑張って営業を続けていきたい」とあいさつした。

夜は夜景や満天の星空を楽しめる(上越市提供写真)

今シーズンの営業は11月3日まで。キャンプ場内はテントサイトのほか、山小屋風のバンガロー、売店がある南葉ロッジ、学習棟などが立ち、かまどや水場、トイレも整備されている。テント、布団をはじめ、調理道具セットなどの各種レンタルもあり、温水シャワーも利用できることから家族連れも気軽に楽しむことができる。ペットの同伴は不可。残雪の影響で利用できないテントサイトもあるが、バンガローは利用できる。

南葉高原キャンプ場の全景(同)

問い合わせは南葉ロッジ025-524-9046

 

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