新潟県の上越保健所は2024年11月19日、上越市の60代男性がスイセンの球根をサトイモと誤って食べ、食中毒になったと発表した。男性は入院したが、快方に向かっているという。
同保健所によると、男性は自宅車庫で保管していたスイセンの球根を、サトイモと誤ってみそ汁に調理し、17日午前6時30分頃から自宅で1人で食べた。同6時50分頃から吐き気やおう吐、下痢などの症状を発症し、同9時30分頃、市内の医療機関を受診して入院した。スイセンの球根は観賞用にと知人からもらったもので、車庫にはサトイモも一緒に保管されていたという。
調理されずに残っていた球根を専門家が鑑別したところ、有毒植物のスイセンであることが判明し、症状などからもスイセンによる食中毒と断定された。
県は植物の球根は野菜と形状が似ているものがあるため、野菜とは別に保管し、調理前の確認を呼び掛けている。