子育ての疑問や相談にAIが24時間対応 上越市が11月からチャットボット導入

新潟県上越市は2024年11月1日から、妊娠や出産、子育てに関する疑問や相談にAI(人工知能)が答える「子育て支援AIチャットボット」の運用を開始した。スマートフォンなどから24時間365日問い合わせができ、関連する行政支援や相談窓口などを案内する。

子育ての疑問にAIが対応するチャットボット

スマートフォンやタブレット、パソコンなどから専用のサイトにアクセスし、子育てに関する内容を書き込むと、AIが会話形式で回答。入力されたキーワードに合った情報や詳細が分かる市ホームページなどのリンク、関連する質問などを提示する。県内での導入は新発田市や妙高市などに次いで7例目となる。

キーワードに対応した情報を提示

子どもの発達や非行などについての相談から、保育制度や児童手当、子育て施設といった行政サービス、手続きについてなど260項目に対応でき、運用後も順次追加される。対応履歴や利用者に回答の適正さを問うアンケート機能でAIに学習させることで、回答の精度も高めていくという。日本語のほか英語、中国語、韓国語、ベトナム語など七つの言語メニューを搭載した。

こども・子育て部の宮崎恵子部長は「日々の困りごとや心配事を時間を気にせず問い合わせでき、必要とする情報に直感的にたどり着けるツールとして、多くの方から利用してもらいたい」と呼び掛けている。

サイトへのアクセスは市のホームページまたは子育て応援ステーションから。

www.city.joetsu.niigata.jp