1軒の中で親世帯の平屋部、子世帯の2階建て部で分け「程よい距離感」で暮らせる「完全分棟型」2世帯住宅の完成見学会が、2024年10月26、27日に新潟県上越市高和町で開かれる。設計・施工は、国産材を使った家造りを100年以上にわたり行っている同市吉川区の布施材木店。見学は完全予約制。
同社によると、価値観や生活スタイルの異なる家族が一緒に住むのは、気を遣ったりストレスになったりなど互いに負担が大きくなりやすく、家づくりの相談に来る家族もこの点を心配しているケースが多いという。そのため、この家では負担を軽減しつつ、介護や子育て、経済的な協力がしやすい距離感を考慮して設計した。
公開されるのは、木造一部2階建ての横長の家。中心に玄関を据え、親世帯が暮らす平屋部、子世帯が暮らす2階建て部で完全に切り分けた。リビングやキッチン、バスなどはそれぞれに設け、プライベートを守っている。
両世帯とも室内は国産杉を中心に木材をふんだんに使用しており、キッチン周りや洗面などの建具や家具も職人が手作りした。呼吸し、調湿効果もある自然素材を使うことで、家族の健康にも配慮。また、自然エネルギーの活用で屋根には太陽光パネルも設置し、家庭で使うエネルギーの自給自足で光熱費を削減することも目指している。
同社では「近くに暮らす安心感や便利さを持ちつつ、それぞれの暮らしも尊重することで親世帯、子世帯ともに心地よく過ごせます。2世帯での暮らしを考えている方は参考になると思いますので、ぜひご覧ください」と話している。
- 開催時間:午前10時〜午後5時
- 完全予約制(会場は予約時に伝える)
- イベントページ / 来場予約
- 問い合わせ:0120-940-722