パリ・パラリンピックの競泳女子100m自由形(視覚障害S11)決勝に2024年9月8日、新潟県上越市出身の石浦智美選手(36、伊藤忠丸紅鉄鋼)が出場し、1分10秒85のタイムで8位入賞した。
今大会、石浦選手にとっての最終種目で、予選を6位で通過。決勝では前半50mを7番手で折り返し、その後も懸命な泳ぎを見せるも順位を落として8位でゴールした。
レース後のテレビ中継のインタビューでは「曲がるなどして思うような泳ぎにはできなかったけれど、今大会コンディションが良くない中でも最後まで泳ぎきれてよかった」と振り返り、「コーチやタッパーの皆さん、日本チームの仲間やスタッフのおかげでここまで来ることができて、感謝の気持ちでいっぱい」と語った。
石浦選手は今大会、100m自由形を含む4種目に出場し、今季世界ランキング1位だった視覚障害の最も重いクラスの50m自由形、続く100m背泳ぎは予選敗退、混合400mリレーでは6位入賞した。
中川上越市長「市民にとって大きな喜び」
石浦選手の活躍に中川幹太上越市長は「入賞誠におめでとうございます。市民にとって大きな喜びであり、力強く泳ぐ姿は世界中に勇気と感動を与えてくれた」とコメントを発表した。
市役所木田第1庁舎には12日から、入賞を祝う懸垂幕が掲出される予定。