幸せを呼ぶハス「双頭蓮」が上越市の高田城址公園南堀に出現 多くの市民らが鑑賞

「第45回高田城址公園観蓮会」(〜2024年8月25日)が開かれている新潟県上越市の高田城址公園の堀で7月31日、1本の茎に2個の花が付く珍しいハス「双頭蓮」が見つかった。8月1日現在、つぼみの状態だが、同日は朝から多くの市民らが双頭蓮を見ようと公園を訪れ、鑑賞したり撮影したりしていた。

高田城址公園南堀で7月31日に見つかった双頭蓮(8月1日午後)

双頭蓮は突然変異で2〜3万個に1個出現するという大変珍しい現象。「幸せを呼ぶ」「良いことが起きる前兆」「幸せになれる」などの言い伝えがあり、中国では吉祥の花とされ、夫婦円満を意味するという。同公園では10数年の間にも数回姿を現し、話題にもなってきた。

今年は園内の野球場にほど近い南堀で見つかり、堀の脇に整備された遊歩道から間近で鑑賞できる位置につぼみをつけた。過去には双頭蓮の茎を切られて花托が持ち出されるなどの被害もあったことから、市民有志が「サワルナ」「切るな」と書いた紙を付近に貼り、双頭蓮を優しく見守るように呼び掛けている。

市民が優しく見守るように呼び掛け

双頭蓮を見ていた市内の小学校に通う3年生の女児2人は「学校で公園のハスを調べていて、(双頭蓮を)初めて見ることができてうれしい。まだつぼみだから咲いたら見たいし、夏休みの絵日記で書きたい」と話した。

市民らが鑑賞に訪れている

関係者によると天候などにもよるが、8月2日以降、いつ咲いても良い状態という。

8月1日の時点ではつぼみの状態

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