トラック運転手が荷台から落下し脳挫傷 上越市の運輸業者を書類送検

新潟県上越市吉川区で2024年4月、荷の積み下ろし作業中だったトラック運転手が荷台から落下し脳挫傷を負う事故があり、上越労働基準監督署は7月10日、労働安全衛生法違反の疑いで、同市頸城区榎井の運輸業、中越ロジテム上越営業所と同社課長の男性(59)を新潟地方検察庁高田支部に書類送検した。

発表などによると同社と課長は4月6日、同市吉川区の配送先で荷の積み下ろし作業をしていたトラック運転手の社員に、墜落による危険を防ぐための保護帽を着用させなかった疑い。

労働安全衛生法では貨物自動車の積み下ろし作業を行う場合、厚生労働大臣が定めた規格を有する保護帽を着用させることが定められている。社員は単独作業中にトラックの荷台から落下し、頭を打ったとみられる。